電気代・ガス代が10月からまた上がる|月1000円の固定費増がFIREに与える影響を考えてみた

電気代・ガス代が10月からまた上がる|月1000円の固定費増がFIREに与える影響を考えてみた

どうも、たぬきんです。

また、

電気代とガス代が上がります。

「またかよぉおぉぉおおおお」

という感じですが(笑)

2026年10月使用分、つまり主に11月請求分では、大手電力10社すべてで標準家庭向け料金が前月より上昇。

都市ガス大手4社も値上がりします。補助金ポータル

今回かなり大きいのが、

夏に実施されていた政府の電気・ガス料金支援が9月使用分で終了すること。

です。

ただ、

僕が今回考えたいのは、

「また値上げか……」

だけではありません。

毎月の固定費が1,000円上がると、

年間ではいくらになるのか。

FIREを目指している人にとって、

固定費の増加はどのくらい影響するのか。

そして、

前回書いたLPガスの話も含めて、

そもそも住居のエネルギー費をどう考えればいいのか。

今回はこのあたりを整理してみます。


2026年10月使用分は電気・ガスとも値上がり

まず、

どのくらい上がるのでしょうか。

公表されている標準家庭向け料金では、

大手電力10社の上昇幅は、

月835円~1,578円。

都市ガス大手4社では、

月435円~744円。

となっています。補助金ポータル

一部を見てみると、

会社10月使用分前月比
北海道電力10,552円+1,286円
東北電力9,690円+1,486円
東京電力9,561円+1,286円
中部電力9,647円+1,492円
関西電力8,251円+1,318円
九州電力8,115円+1,239円
沖縄電力10,752円+1,578円

※各社の「標準家庭」の前提となる使用量や契約条件は異なるため、会社同士の料金を単純比較する表ではありません。学研×朝日新聞 キッズネット

こうして見ると、

月1,000円前後の負担増

という家庭も珍しくなさそうです。


なぜこんなに上がるの?

大きな理由の一つが、

政府の電気・ガス料金支援の終了

です。

2026年夏の支援は、

7月~9月使用分が対象でした。

低圧電気の場合、

使用月値引き
7月3.5円/kWh
8月4.5円/kWh
9月3.5円/kWh

都市ガスは、

使用月値引き
7月14円/㎥
8月18円/㎥
9月14円/㎥

でした。

資源エネルギー庁の資料でも、2026年の支援は7~9月使用分を対象としていました。経済産業省

つまり、

9月まで

電気・ガス料金
↓
政府の値引きあり

10月使用分から

電気・ガス料金
↓
夏の値引きなし

ということです。

さらに燃料価格などの影響も重なり、

今回の料金上昇につながっています。補助金ポータル


月1,000円上がると「年間1万2,000円」

ここからが、

僕が気になったところです。

例えば、

光熱費が、

月1,000円増えた

とします。

すると、

固定費の増加

月1,000円
×
12か月

↓

年間1万2,000円

です。

1年だけなら、

「まあ1万円くらいか」

と思うかもしれません。

でも、

固定費は、

毎年かかります。

10年間なら

1万2,000円
×
10年

↓

12万円

です。

月1,000円でも、

長く続くと結構大きい。


月1,500円ならどうなる?

今回の電気料金では、

前月比1,500円前後上がるケースもあります。

仮に、

毎月1,500円負担が増える状態が続いた場合、

期間負担増
1か月1,500円
1年18,000円
5年90,000円
10年180,000円

こう見ると、

固定費って怖いです。

一回一回は小さくても、

毎月自動的に出ていく。

これが固定費の特徴です。


FIREを目指すなら「年間支出」が重要

僕は、

45歳でFIREすることを目標にしています。

FIREを考えるとき、

どうしても、

「資産をいくら作るか」

ばかり見てしまいます。

でも、

同じくらい大事なのが、

年間いくら使うか

です。

必要生活費が増えれば、

当然、

FIRE後に必要な資産も増えます。


月1,000円の固定費増で必要資産はいくら変わる?

例えば、

年間支出が、

1万2,000円増える。

よくFIREの目安として使われる、

4%ルール

で単純計算してみます。

必要資産のイメージ

年間支出 ÷ 4%

なので、

12,000円
÷
0.04

↓

30万円

です。

つまり、

月1,000円の固定費増がずっと続くと仮定すれば、

4%ルールの単純計算では、

必要なFIRE資産が約30万円増える

ことになります。


月3,000円なら90万円

さらに、

電気。

ガス。

通信費。

保険。

サブスク。

こうした固定費を合わせて、

月3,000円増えたとします。

年間、

36,000円。

4%ルールで考えると、

36,000円
÷
0.04

↓

90万円

です。

固定費とFIRE必要資産のイメージ

月の固定費差年間差4%で単純計算した必要資産差
500円6,000円15万円
1,000円12,000円30万円
2,000円24,000円60万円
3,000円36,000円90万円
5,000円60,000円150万円

※4%ルールは将来の資産額や生活を保証するものではありません。あくまで支出と必要資産の関係を見るための単純な参考計算です。

こう見ると、

固定費を下げること=FIREに必要な資産を下げること

でもあるんですよね。


FIREは「資産を増やす」だけではない

僕自身、

以前は、

FIREというと、

投資で資産を増やす

というイメージが強かったです。

もちろん、

それも大事です。

でも、

例えば、

年間支出を12万円減らせれば、

4%で単純計算すると、

必要資産は、

300万円減る

ことになります。

FIREまでの2つの方向

投資する

資産を増やす
↓
FIREに近づく

そしてもう一つ、

固定費を下げる

必要生活費が下がる
↓
必要資産も下がる
↓
FIREに近づく

という方向があります。

僕は最近、

こっちもかなり重要だと思っています。


じゃあ電気代はどうすればいい?

ここで、

「値上がりするなら電気を使わなければいい」

では、

さすがに現実的ではありません(笑)

僕なら、

まず、

我慢する節約より、仕組みを見直します。

例えば、

電力会社や料金プラン。

契約アンペア。

古い家電。

エアコンの使い方。

給湯設備。

住宅そのものの断熱性能。

こういった部分です。


電気代の見直しはこの順番で考える

図にすると、

こんな感じです。

光熱費を見直す流れ

① 請求書を見る

↓

使用量は増えている?

単価が上がっている?

↓

② 契約プランを見る

↓

今の生活に合っている?

↓

③ 設備を見る

↓

エアコン
冷蔵庫
給湯器など

↓

④ 住居そのものを見る

↓

都市ガス?
LPガス?
オール電化?
断熱性能は?

僕は、

最後の、

「家そのもの」

も結構重要だと思っています。


前回「LPガスが高い理由」も調べました

ここで、

前回の記事にもつながります。

少し前に、

「LPガスはなぜこんなに高い?都市ガス・オール電化と比較して分かった『選べるなら避けたい』理由」

という記事を書きました。

【関連記事】
LPガスはなぜこんなに高い?都市ガス・オール電化と比較して分かった「選べるなら避けたい」理由

LPガスについて調べてみると、

単純に燃料価格だけではなく、

ボンベ配送。

人件費。

保安費。

事業者ごとの料金差。

など、

構造的にコストが高くなりやすい理由

がありました。Growth Labo


家賃だけで物件を選ぶと意外と高くつく

例えば、

こんな2つの物件があったとします。

A物件

家賃
7万円

都市ガス

B物件

家賃
6万5,000円

LPガス

これだけ見ると、

Bのほうが、

毎月5,000円安い。

でも、

もし、

ガス代や電気代などを合わせて、

Bのほうが、

月4,000円高かったら?

実質負担

A
70,000円

B
65,000円
+光熱費4,000円増

↓

69,000円

家賃差は、

実質、

1,000円

まで縮みます。

だから、

家を選ぶときは、

家賃だけでなく「家賃+光熱費」

で考えたほうがいいと思っています。


オール電化なら安心という話でもない

では、

オール電化なら、

全部解決するのか。

というと、

そうでもありません。

今回のように、

電気料金そのものが上がれば、

オール電化住宅は、

その影響を大きく受ける場合があります。

一方、

ガスを使わないので、

ガスの基本料金はありません。

つまり、

都市ガス

電気
+
ガス

LPガス

電気
+
LPガス

オール電化

電気のみ

という違いがあります。

結局、

「どれが絶対に安い」

ではなく、

住宅。

家族人数。

地域。

料金プラン。

給湯設備。

生活スタイル。

で変わります。


結局、一番大事なのは「固定費を把握すること」

電気代。

ガス代。

家賃。

スマホ代。

保険。

サブスク。

こうしたものは、

一度契約すると、

意外と放置しがちです。

でも、

毎月出ていくお金だからこそ、

一度見直すと、

効果が長く続きます。

僕自身、

FIREを目指しているので、

今回の電気・ガス料金上昇も、

単に、

「1,000円高くなった」

だけではなく、

「年間生活費がいくら増えるのか」

で見るようにしたいと思っています。


電気・ガス代値上げをFIRE目線で見ると

今回の話を、

一枚の図にすると、

こうなります。

電気・ガス代が上がる

↓

毎月の固定費が増える

↓

年間生活費が増える

↓

FIRE後に必要な生活費も増える

↓

必要な資産額も増える

なので、

電気代を月500円。

通信費を月1,000円。

保険を月1,500円。

みたいに、

一つ一つ見直す。

これも、

立派なFIRE戦略だと思います。


まとめ|月1,000円だからと放置しない

2026年10月使用分では、

大手電力10社すべてで、

標準家庭向け料金が上昇します。

値上がり幅は、

835円~1,578円。

都市ガス大手4社も、

435円~744円

値上がりします。補助金ポータル

夏の電気・ガス料金支援が9月使用分で終了することも、

大きな要因です。経済産業省

月1,000円なら、

年間1万2,000円。

10年なら、

12万円。

FIRE目線で単純計算すると、

必要資産にも影響します。

だから、

僕としては、

「月1,000円くらいならいいか」

ではなく、

一度、

固定費全体を見直したいと思っています。

そして、

これから家を選ぶ人なら、

家賃だけでなく、

都市ガスなのか。

LPガスなのか。

オール電化なのか。

まで見たほうがいい。

前回のLPガスの記事を書いてから、

よりそう思うようになりました。

投資で、

毎月1,000円多く利益を出すのは、

簡単ではありません。

でも、

固定費を月1,000円下げられれば、

その効果は、

毎月続きます。

FIREを目指すなら、資産を増やすだけでなく、生活費を下げる。

これも、

かなり大事な戦略だと思います。


※電気・ガス料金は地域、契約先、プラン、使用量、燃料費調整などによって異なります。記事中の料金は標準家庭モデルなどを使った参考値です。また、4%ルールを用いた計算は支出と必要資産の関係を見るための単純な試算であり、将来の資産形成や取り崩しを保証するものではありません。

私がこの記事を書いたよ!

たぬきん

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