- 2026年9月11日
EV電池リサイクル関連株10選を120点満点で評価|住友金属鉱山の新工場で注目したい日本株
どうも、たぬきんです。 今日、住友金属鉱山が使用済みEV電池をリサイクルする大規模な工場を本格稼働に向けて動かして……

どうも、たぬきんです。
今日はかなりインパクトのある株価ニュースがありました。
2026年11月5日、トヨタ自動車の株価が、
前日比+505円、+16.68%
となる3,533円まで急上昇しました。
1日で約17%上昇です。
トヨタのような時価総額の大きい企業が、
1日でここまで動くのはかなり珍しいです。
報道では、トヨタ株としては約40年ぶりの大幅上昇になったとされています。
では、
なぜ突然ここまで買われたのでしょうか。
今回はトヨタの決算を見ながら、
「良い会社だから株価が上がった」
だけでは説明できない、
株価が動く仕組み
について考えてみたいと思います。
まず今日の株価です。
11月4日の終値は、
3,028円
でした。
そこから11月5日は、
3,533円
まで上昇。
上昇幅は、
+505円
上昇率では、
+16.68%
となりました。
100株持っていたとすると、
単純計算で1日で約5万円分、
評価額が増えたことになります。
もちろん、
株価は翌日以降も変動するので、
その利益が確定したわけではありません。
それでも、
トヨタほどの大型株が1日で約17%動くのは、
かなり大きなニュースです。
今回の大きな材料になったのが、
11月5日に発表された
2027年3月期第2四半期決算です。
トヨタは通期の営業利益予想を、
3兆4,000億円
から、
3兆9,000億円
へ上方修正しました。
増額幅は、
5,000億円
です。
修正率では、
+14.7%
となります。
純利益についても、
3兆2,500億円から
3兆5,700億円
へ上方修正しています。
つまり市場からすると、
「思っていたより利益が出そうだ」
という評価になったわけです。
2026年4〜9月の実績を見ると、
営業収益は前年同期比9.5%増の
約26兆9,625億円
営業利益は9.2%増の
約2兆1,911億円
純利益は26.1%増の
約2兆2,364億円
となりました。
かなり大きな数字です。
しかも市場では、
中国市場での競争激化や、
米国の関税政策など、
トヨタにとってマイナス材料も多く意識されていました。
それでも利益見通しを引き上げた。
ここが今回の評価につながったのだと思います。
今回面白いのは、
トヨタに悪材料がないわけではないことです。
トヨタは米国関税による影響も受けています。
それでも、
ハイブリッド車の販売好調や、
円安、
価格改定、
原価改善などによって、
そのマイナスを吸収しています。
特に現在は、
EV一辺倒ではなく、
ハイブリッド車の需要が強いことが
トヨタにとって追い風になっています。
燃料価格が高い状況では、
燃費の良いハイブリッド車を選ぶ人も増えやすく、
北米でも電動車の販売が伸びています。
「EV化でトヨタは遅れている」
と言われることもありましたが、
結果として、
ハイブリッドを残してきた戦略が
評価される場面も増えてきました。
そして今回、
もう一つかなり大きな材料があります。
トヨタは今後5年間で、
11兆〜14兆円を株主還元に充てる方針
を示しました。
期間は2031年3月までです。
過去5年間の株主還元は約7兆円だったため、
かなり大きく増える計画です。
一方で、
設備投資や研究開発にも
22兆円
を充てる予定です。
つまり、
単純にお金を株主に配るだけではなく、
成長投資も続けながら、
株主への還元も強化する。
という方針です。
さらに今回、
自社株買いの上限も拡大しました。
従来は、
5億株・1兆円
が上限でした。
これを、
6億1,000万株・1.3兆円
へ引き上げています。
自社株買いとは、
企業が市場から自分の会社の株を買うことです。
市場に出回る株式数が減れば、
1株あたりの利益や価値が高まりやすくなります。
そのため、
一般的には株主にとってプラス材料として
受け取られることが多いです。
ここで、
今回一番面白いポイントです。
トヨタはもともと、
日本を代表する大企業です。
世界中で車を売っています。
利益も大きい。
では、
なぜ昨日までは株価が約3,000円で、
今日突然3,500円を超えたのでしょうか。
会社が1日で急に17%良くなったわけではありません。
大事なのは、
市場の予想との差
です。
株価には、
「この会社はこれくらい利益を出すだろう」
という市場参加者の期待が、
ある程度すでに織り込まれています。
そのため、
良い決算でも、
市場予想より悪ければ、
株価が下がることがあります。
逆に、
悪材料があったとしても、
市場が想定していたより良ければ、
株価は上がることがあります。
例えば、
市場が、
「利益は3兆円くらいだろう」
と思っていた企業が、
実際には3.5兆円の利益を出した。
これは、
予想より良い。
だから株価が上がる。
一方で、
市場が、
「利益は5兆円くらい出るだろう」
と思っていたのに、
4兆円だった。
4兆円も利益が出ているのだから、
会社としては十分すごい。
でも、
市場予想より悪ければ、
株価が下がることがあります。
これが株式投資の難しいところです。
決算発表後に、
「過去最高益なのに株価が下がった」
というニュースを見ることがあります。
初心者の頃は、
「最高益なら株価も上がるんじゃないの?」
と思ってしまいます。
でも市場は、
過去ではなく、
未来
を見ています。
さらに、
その未来が市場予想より良いかどうかを見ています。
つまり、
株価を見るときは、
決算数字だけではなく、
会社予想がどう変わったのか
も見ることが大事なのだと思います。
今回のトヨタを見ると、
営業利益予想を、
3.4兆円
から、
3.9兆円
へ引き上げました。
これは、
市場に対して、
「これまで考えていたより利益を出せそうです」
と伝えたことになります。
さらに、
最大14兆円規模の株主還元。
自社株買い拡大。
これらが同時に出てきました。
そのため市場が、
「トヨタの価値をもう少し高く評価していいのでは?」
と判断した。
その結果が、
今回の約17%上昇だったと考えると分かりやすいです。
ここで注意したいのが、
「今日17%上がったから、
明日も上がるはず」
と考えることです。
今回の好材料は、
すでに今日の株価にかなり反映されています。
むしろ、
急騰した後には、
利益確定売りが出る可能性もあります。
もちろん、
さらに評価が進んで上昇する可能性もあります。
結局、
翌日の株価を正確に予想するのは難しいです。
だから僕は、
ニュースを見て、
「上がったから買う」
「下がったから売る」
という判断はしないようにしたいと思っています。
僕は45歳FIREを目標にしています。
その視点で今回気になったのは、
株価上昇そのものより、
株主還元
です。
FIRE後は、
資産を増やすことだけではなく、
保有している資産から
どのくらいリターンを得られるのか
も重要になります。
配当。
自社株買い。
企業の成長。
こうしたものが、
長期的な株主リターンにつながります。
トヨタが今後5年間で
11兆〜14兆円を株主還元に使うという方針は、
長期投資家としてはかなり気になる内容です。
一方で、
今日17%上がったのを見ると、
逆のことも考えます。
1日で17%上がる株は、
条件が変われば、
大きく下がる可能性もあります。
僕がFIRE後にやりたいのは、
トヨタ1社に資産の大半を投資することではありません。
日本株。
米国株。
全世界株。
現金。
その他の資産。
できるだけ分散しておきたいと思っています。
一つの会社の決算だけで、
FIRE生活そのものが左右される状態にはしたくありません。
2026年11月5日、
トヨタ自動車の株価は、
+16.68%
と大きく上昇しました。
背景には、
営業利益見通しの上方修正、
ハイブリッド車の好調、
円安、
原価改善、
自社株買い拡大、
そして今後5年間で11兆〜14兆円という株主還元計画があります。
今回のニュースを見て、
改めて感じたのは、
株価は「良い会社か悪い会社か」だけで動くわけではない
ということです。
大切なのは、
市場がどこまで期待していたのか。
そして、
実際の数字がその期待を上回ったのか。
トヨタはもともと巨大企業です。
それでも、
市場の予想を上回る材料が出れば、
1日で約17%も株価が上がる。
これは株式投資の面白いところでもあり、
難しいところでもあります。
僕は45歳FIREを目指していますが、
短期的な株価の上下を当てることより、
長期で成長する企業や市場に投資しながら、
分散を続けていきたいと思います。
「上がったから買う」ではなく、
「なぜ上がったのかを考える」。
今回のトヨタのニュースは、
投資について考える良い教材になりました。
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