- 2026年10月24日
30歳未満の金融資産が5年で6割増|若いうちから投資する人が増えた理由をFIRE目線で考える
どうも、たぬきんです。 最近、 「若い人ほど投資に積極的になっている」 という話をよく聞くようになりま……

どうも、たぬきんです。
ここ数日、株式市場がかなり荒れています。
特に目立っているのが、
AI・半導体関連株の急落です。
2026年11月5日の米国市場では、ナスダック総合指数が一時約4%下落し、10月6日につけた最高値から10%以上下落する「調整局面」に入りました。
さらにAI・半導体株への売りが強まり、その流れが日本株にも波及しています。
11月6日の日経平均株価は、
前日比3,643円安
となり、下落幅は歴代3番目。
終値は57,434円まで下落しました。
今週だけでも日経平均は前週末比で約9.3%下落しています。
少し前まで、
「AI関連株を買っておけば上がる」
というような雰囲気すらあった市場。
それがなぜ突然売られているのでしょうか。
今回は、
AI株が下がっている理由
そして、
これは本当にAIバブル崩壊なのか?
について調べてみました。
今回特に売られているのは、
AIそのものというより、
AIへの巨額投資によって恩恵を受けてきた企業
です。
例えば、
・半導体メーカー
・半導体製造装置
・データセンター関連
・電線・光ファイバー
・電力関連
・クラウド関連
など。
アメリカだけではなく、
日本の
アドバンテスト
東京エレクトロン
ソフトバンクグループ
イビデン
古河電工
などにも売りが広がっています。
ソフトバンクグループは11月6日に一時15%を超える下落となり、年初来安値を更新しました。
では、
なぜ突然AI関連株が売られているのでしょうか。
今回の急落のきっかけの一つになったのが、
アメリカ中間選挙
です。
選挙結果を受け、市場では
AIやデータセンター建設に対する規制が強化されるのではないか
という警戒が広がりました。
AIを動かすには、
大量の半導体だけではなく、
巨大なデータセンター、
大量の電力、
大量の水、
送電設備などが必要です。
そのためアメリカでは、
AIデータセンターの建設について
「電力料金が上がるのでは?」
「地域の電力が足りなくなるのでは?」
といった議論も強まっています。
今回の選挙結果を受け、
市場ではAIインフラ投資がこれまでの想定ほど自由に拡大できなくなる可能性が意識されました。
もしデータセンター建設が減速すれば、
当然、
半導体
サーバー
電力設備
光ファイバー
などへの需要にも影響する可能性があります。
これまで
「AI投資はずっと増え続ける」
ことを前提に買われていた株には、
かなり大きな材料です。
ただ、
今回のAI株下落は、
選挙だけが原因ではありません。
むしろ僕が一番気になったのはこちらです。
AIへの投資額が、とにかく巨大になりすぎている。
Amazon、Microsoft、Google、Metaなどの巨大IT企業は、
AI用データセンターや半導体などに莫大なお金を投入しています。
S&Pの試算では、主要6社のAI関連設備投資は、
2025年から2030年にかけて
7兆ドルを超える可能性
があるとされています。
7兆ドル。
円換算すると、
とんでもない金額です。
ここで投資家が考え始めたのが、
こんなにお金を使って、本当に回収できるの?
ということです。
AI自体が普及していないわけではありません。
ChatGPTをはじめ、
AIを仕事や生活で使う人はどんどん増えています。
企業もAIを導入しています。
つまり、
AIそのものの需要がなくなったわけではない。
問題なのは、
その利益と、
設備投資のバランスです。
例えば、
1兆円かけてAIデータセンターを建てた。
でもAIサービスから得られる利益が年間500億円だった。
それなら、
投資額を回収するまでかなり時間がかかります。
投資家は今、
「AIが成長するか?」ではなく、
「この投資額に見合うほど儲かるのか?」
を見始めています。
AlphabetやMetaの直近決算でも、巨額のAI投資に対して十分なリターンが得られるのかという懸念を払拭できず、AI関連株への売りにつながりました。
さらに気になるのが、
AI投資の資金です。
巨大IT企業はこれまで、
本業で大量の現金を稼いできました。
しかしAI投資額があまりにも大きくなったため、
社債などを発行して資金を調達する動き
も増えています。
つまり、
借金してAI設備を作るケースが増えているわけです。
Reutersによると、
大手テクノロジー企業はデータセンターや半導体への投資を続けるため、大規模な資金調達を進めています。
これは少し怖い話でもあります。
AIが想定通り儲かれば問題ありません。
でも、
もし利益が想定ほど増えなかったら?
設備投資は残る。
借金も残る。
金利も払わなければならない。
そうなると企業収益が圧迫されます。
そのリスクを市場が意識し始めたということです。
もう一つ重要なのが、
株価そのものです。
AI関連株はここ数年、
ものすごい勢いで上昇してきました。
AI需要への期待が非常に強かったからです。
つまり、
株価にはすでに
「AIはものすごく成長する」
という期待がかなり織り込まれていました。
JPMorgan幹部も、AIには強気である一方、
市場がAI企業に期待している売上や利益の伸びは、
少し急すぎる可能性がある
と指摘しています。
ここが重要です。
AI企業が成長していても、
株価が下がることがあります。
なぜなら、
市場が
「利益が50%増える!」
と思っていたのに、
実際には30%しか増えなかった。
会社としては30%成長なので十分すごい。
でも市場からすると、
期待以下。
だから株価が下がる。
前回トヨタの記事でも書きましたが、
株価は、
「会社が良いか悪いか」
だけではなく、
市場予想との差
で動きます。
AI株もまさに今、
この状態なのかもしれません。
では、
今回の下落で、
「AIバブル崩壊」
なのでしょうか。
僕は今の段階では、
そこまで単純な話ではないと思っています。
実際、
金融業界のトップたちも、
AIそのものの成長には依然として強気です。
一方で、
「株価には期待が入りすぎている企業もある」
「一部では調整が起きる可能性がある」
という見方が出ています。
つまり、
AIが終わった
のではなく、
AI関連なら何でも買えば上がる相場が終わり始めている
と考える方が近いのかもしれません。
AI株が急落すると、
よく出てくるのが、
「ITバブルと同じでは?」
という話です。
確かに似ているところがあります。
1990年代後半も、
インターネットが世界を変える
という期待から、
IT関連株が急上昇しました。
そして2000年ごろ、
ITバブルが崩壊。
多くの企業の株価が暴落しました。
でも面白いのは、
インターネットそのものは消えなかった
ことです。
むしろ、
その後、
Amazon
Google
Meta
など巨大企業が生まれました。
つまり、
技術の未来が正しくても、
株価が高すぎることはある。
これはAIでも同じかもしれません。
これは今回僕が一番感じたところです。
僕自身もChatGPTをかなり使っています。
ブログを書く。
調べ物をする。
画像を作る。
アプリを作る。
AIが便利なのは間違いありません。
でも、
AIが便利だからAI株をどんな値段でも買っていい
とはならない。
ここは完全に別の話です。
例えば、
将来ものすごく成長する会社でも、
株価がその成長以上に高ければ、
投資としては良くない可能性があります。
だから、
「AIはこれから伸びる」
という話と、
「今のAI株は割安」
という話は、
分けて考えた方がよさそうです。
今回のAI株急落は、
日本株にもかなり大きな影響を与えました。
11月6日の日経平均は、
3,643円安。
AI・半導体株を中心にほぼ全面安となりました。
アメリカでAI投資が減れば、
日本の半導体関連企業にも影響する可能性があります。
例えば、
AI半導体を作る。
↓
製造装置が必要。
↓
検査装置が必要。
↓
データセンターを作る。
↓
電線や光ファイバーが必要。
というように、
AI投資はたくさんの企業につながっています。
だから、
「AIデータセンター投資が減るかもしれない」
というだけで、
関連企業がまとめて売られてしまうわけです。
今回の下落の激しさを表しているのが、
米国のSOX指数です。
11月5日の米国市場では、
半導体株指数が
12%を超える下落
となりました。
構成銘柄は全面安となり、
2020年3月以来の大幅な下落率となりました。
1日で12%。
これはかなり大きいです。
そして翌日の日本市場にも、
その流れがそのまま波及しました。
これだけ株が下がると、
「何か大変な金融危機が始まるのでは?」
と不安になります。
実際、
市場の恐怖指数VIXは28を超え、
今週だけで40%以上上昇しました。
AI関連企業の信用リスクを示す指標にも悪化が見られています。
ただし、
現時点では、
債券市場や資金調達市場が完全に機能しなくなるような、
金融危機レベルの混乱にはなっていません。
米国債市場などは比較的落ち着いています。
つまり、
かなり大きな株価調整ではあるけれど、
今の時点で「金融危機」と決めつける状況ではない
ということです。
僕は45歳FIREを目標に資産形成をしています。
だから、
株価が10%、
20%、
30%と下がる可能性は、
当然考えておかなければなりません。
今回のAI株下落を見ても、
改めて思うのは、
一つのテーマに資産を集中させるのは怖い
ということです。
例えば、
AI株だけ。
半導体株だけ。
NASDAQだけ。
そんなポートフォリオでFIREしたら、
今回のような相場ではかなり不安になると思います。
だから僕は、
一つのテーマを当てるより、
できるだけ分散しておきたい。
そして、
暴落が来ても、
慌てて売らなくて済む資産構成にしておきたいと思っています。
株価が大きく下落すると、
どうしても、
「今売った方がいい?」
「もっと下がる?」
と考えてしまいます。
でも、
底値を当てるのはほぼ不可能です。
AI株も、
ここからさらに下がるかもしれません。
逆に、
来週には大きく戻るかもしれません。
実際、急落後の11月6日にはナスダック100が約2%反発する場面もありました。
だから、
僕が重要だと思うのは、
株価の予想より、
暴落しても投資を続けられる状態を作っておくこと
です。
今回のAI株急落には、
いくつもの理由があります。
AI・データセンター規制への警戒。
巨額の設備投資。
その投資を本当に回収できるのかという疑問。
借金による資金調達。
そして、
AI株の高すぎる期待。
これらが同時に意識され、
AI・半導体関連株に売りが集中しました。
ただ、
今回の下落だけで、
AIの時代が終わった
とは思いません。
むしろ、
これまでの
「AIなら何でも上がる」
という相場が、
少しずつ
「本当に利益を出せる企業はどこ?」
という相場に変わってきたのではないでしょうか。
AIはこれからも社会を変えるかもしれない。
でも、
それと株価が上がり続けることは別。
今回の下落を見て、
改めてそう感じました。
僕は45歳FIREを目指していますが、
次のNVIDIAを当てることより、
どんな相場が来ても投資を続けられる状態を作る。
その方が、
長期では大切なのではないかと思っています。
AIが成長することと、AI株がいつでも買い時であることは別。
これからAI関連株を見るときは、
この2つを分けて考えていきたいと思います。
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