値上げはまだ終わらない?企業物価+6.8%から見る「次に上がりそうなもの」

値上げはまだ終わらない?企業物価+6.8%から見る「次に上がりそうなもの」

どうも、たぬきんです。

食品や電気代など、ここ数年ずっと値上げのニュースが続いています。

「そろそろ落ち着くのでは?」

と思いたいところですが、少し気になるデータが出ました。

2026年9月の企業物価指数は前年同月比6.8%上昇。

8月の7.6%からは少し鈍化したものの、企業同士の取引価格はまだかなり高い水準です。

さらに、輸入物価指数(円ベース)は前年同月比24.5%上昇していて、企業の仕入れコストには引き続き強い圧力がかかっています。

今回は、企業物価の推移を見ながら、次に生活へ影響しそうなものを整理してみます。


そもそも企業物価指数って何?

企業物価指数は、簡単に言うと、

企業と企業の間で取引される商品の価格

を示すものです。

たとえば、

  • メーカーが原材料を仕入れる
  • 工場が部品を買う
  • 小売店が商品を仕入れる

こうした企業間の価格変化を表しています。

つまり、

企業物価が上がる
↓
企業の仕入れコストが上がる
↓
販売価格への転嫁が起こる可能性がある

という流れです。

もちろん、すべてがそのまま値上げされるわけではありません。

企業側が利益を削って吸収する場合もありますが、それにも限界があります。


まずは数字を見る

企業物価と輸入物価の直近推移

月企業物価指数(前年比)輸入物価指数・円ベース(前年比)
2026年5月6.8%26.4%
2026年6月7.5%30.4%
2026年7月7.7%29.4%
2026年8月7.6%25.1%
2026年9月6.8%24.5%

※日本銀行「企業物価指数」より作成

企業物価指数の推移

2026年5月  6.8%  ███████
2026年6月  7.5%  ████████
2026年7月  7.7%  ████████
2026年8月  7.6%  ████████
2026年9月  6.8%  ███████

輸入物価指数の推移

2026年5月 26.4%  ██████████████████████
2026年6月 30.4%  █████████████████████████
2026年7月 29.4%  ████████████████████████
2026年8月 25.1%  █████████████████████
2026年9月 24.5%  ████████████████████

こうして見ると、ピークからは少し落ち着いてきているものの、まだかなり高い水準にあることが分かります。


輸入物価が高いと、なぜ生活に影響するのか

日本は、

  • 原油
  • 天然ガス
  • 金属
  • 化学原料
  • 食品原料

など、多くのものを海外から輸入しています。

輸入価格が上がると、その分だけ企業の仕入れコストが上がります。

そして企業がそのコストを吸収しきれなくなると、時間差で商品やサービスの価格に反映されることがあります。


どの分野が上がっているのか

2026年9月の企業物価を分野別に見ると、特に目立つのはこのあたりです。

分野前年同月比
非鉄金属40.2%
化学製品関連13.3%
プラスチック製品12.8%
石油・石炭製品11.5%
電力・ガス・水道10.5%
飲食料品4.2%

※日本銀行「企業物価指数(2026年9月)」より作成

この表を見ると、

「また食品か」

だけではなく、

化学・プラスチック・金属・エネルギー

あたりの動きもかなり気になります。


次に上がりそうなものは?

ここからは、上のデータを見たうえでの僕なりの考えです。

1. 日用品・生活雑貨

プラスチック製品の価格は前年比12.8%上昇。

化学製品関連も13.3%上昇しています。

このあたりは、

  • 洗剤ボトル
  • シャンプー容器
  • キッチン用品
  • 収納用品
  • 文房具
  • 生活雑貨

などに広く関わります。

つまり、

中身だけではなく、容器やパッケージのコスト上昇

が生活用品の値上げ要因になる可能性があります。


2. 家電・住宅設備

非鉄金属は前年比40.2%上昇とかなり大きい数字です。

非鉄金属には、

銅やアルミなどがあります。

これらは、

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 給湯器
  • 配線
  • 住宅設備

などに幅広く使われます。

なので、今後は家電や住宅設備の価格にも注意しておきたいところです。


3. 自動車関連・修理関連

自動車も、

  • 金属
  • プラスチック
  • 半導体
  • エネルギー
  • 物流

など、さまざまなコストの影響を受けます。

そのため、新車価格だけでなく、

  • タイヤ
  • 部品
  • 修理費
  • 整備費

などにも波及する可能性があります。


4. 物流コストが乗る商品全般

原油やエネルギー価格が高いと、

  • 輸送費
  • 倉庫費
  • 配送費

などにも影響しやすいです。

そのため、

食品だけでなく、

  • ネット通販の商品
  • 家具
  • 家電
  • 日用品

なども、間接的に値上げの影響を受ける可能性があります。


値上げが家計に届く流れ

輸入物価上昇
   ↓
原材料・エネルギーコスト上昇
   ↓
企業の仕入れ負担増
   ↓
商品・サービス価格へ転嫁
   ↓
家計の負担増

かなりシンプルにすると、こういう流れです。

もちろん、途中で企業が吸収するケースもあります。

ただ、コスト上昇が長引けば、どこかで家計に届いてきます。


すぐ全部値上げされるわけではない

ここは大事です。

企業物価が6.8%上がったからといって、

スーパーの商品が全部6.8%上がる

という意味ではありません。

企業によって、

  • 在庫の状況
  • 価格交渉
  • 利益率
  • 契約期間
  • 値上げのしやすさ

が違うからです。

また、9月の企業物価の伸び率は、8月の7.6%から6.8%へ少し鈍化しています。

なので、

「さらに急激な値上げが確定した」

とまでは言えません。

ただし、

企業側のコスト圧力がまだ強い

ということは分かります。


僕が気になるのは「食品以外」

最近は、

「また食品が値上げ」

というニュースに目がいきます。

もちろん食費は大事です。

でも今回の企業物価を見ていると、今後はむしろ、

  • 日用品
  • 家電
  • 住宅設備
  • 自動車関連

などの食品以外の支出も気になります。

毎月数百円の違いなら小さく見えますが、複数の項目で積み重なると家計にはかなり効いてきます。


FIRE目線でも値上げはかなり厄介

FIREを目指している自分としては、こうした値上げはかなり気になります。

たとえば毎月の生活費が、

25万円 → 26万円

になるだけでも、年間では12万円増です。

4%ルールで単純に逆算すると、

年間12万円の支出増
↓
必要資産は約300万円増

という計算になります。

もちろん4%ルールはあくまで目安です。

ただ、

生活費が少し上がるだけでも、FIREに必要な資産額は意外と大きく変わる

ということは意識しておきたいです。

生活費増と必要資産のイメージ

月1万円増
↓
年12万円増
↓
4%ルールで逆算
↓
必要資産 約300万円増

今できることは「買いだめ」より「支出の確認」

こういうニュースを見ると、

「今のうちに買っておこう」

となりがちです。

でも個人的には、むやみに買いだめするより、

自分が何にお金を使っているか確認すること

のほうが大事だと思っています。

特に見直したいのは、

  • 日用品
  • 家電の買い替え時期
  • 車関係の支出
  • 住宅設備
  • 光熱費

あたりです。

大きな支出ほど、値上げされたときの金額差も大きくなります。

なので、

「そろそろ買い替えようと思っていたものがある」

なら、今後の価格動向を少し意識しておくのはありだと思います。


まとめ

2026年9月の企業物価指数は、

前年同月比6.8%上昇。

輸入物価指数(円ベース)も、

前年同月比24.5%上昇。

企業の仕入れコストには、まだかなり強い圧力がかかっています。

今後は、

食品だけでなく、

  • 日用品
  • プラスチック製品
  • 家電
  • 住宅設備
  • 自動車関連

などにも価格上昇が波及する可能性があります。

もちろん、すぐに全部が値上げされるわけではありません。

ただ、

「値上げはもう終わった」と考えるにはまだ早そう

というのが、今回のデータを見た感想です。

FIREを目指すなら、

資産を増やすだけでなく、

生活費がどこで上がっているのかを見ること

も大事だと思っています。


※本記事は日本銀行が公表した企業物価指数などをもとにした一般的な考察です。個別の商品やサービスの値上げを予測・保証するものではありません。

出典:日本銀行「企業物価指数(2026年9月)」

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たぬきん

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