『ウルフ・オブ・ウォールストリート』感想|営業・仕組み化・欲望の怖さまで考えさせられる映画だった

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』感想|営業・仕組み化・欲望の怖さまで考えさせられる映画だった

どうも、たぬきんです。

「このペンを私に売り込んでください。」

営業やセールスの話になると、よく聞くフレーズではないでしょうか。

相手の需要を見抜き、欲しいと思わせ、行動させる。

営業力を試す定番の問いとして有名ですが、その元ネタとして知られているのが映画、

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

です。

以前から名前は知っていたのですが、今回初めて観てみました。

観る前は、

「ウォール街で成り上がった男の成功物語」

くらいのイメージでした。

ところが実際に観てみると、成功譚というより、

金と欲望に取り憑かれた人間が、どこまで壊れていくのかを描いたブラックコメディ

という印象の方が強かったです。

とにかく派手。

とにかく下品。

そして、とにかくエネルギーがある。

約3時間ある映画なのに、妙な勢いで最後まで見せ切ってしまう作品でした。

ただ、僕が特に面白いと思ったのは、

この映画が意外と「商売の本質」まで見せてくるところ

です。


営業映画として見ると、とにかく異様に面白い

個人的に一番面白かったのは、

営業会社としての描写

です。

社員を煽る。

電話をかけさせる。

断られても押す。

言葉で相手を乗せる。

オフィス全体が、ほとんど宗教的な熱狂状態になっています。

まともな会社として見れば完全にアウトなのですが、映画として見ると、この異様な熱量がとにかく面白い。

特に興味深かったのは、

「何を売るか」より「相手に何を欲しいと思わせるか」

が重視されていることです。

有名な、

「このペンを私に売ってください」

という問いも、単に商品の魅力を説明する話ではありません。

ペンの性能を語るのではなく、

相手に必要性を感じさせる。

今欲しいと思わせる。

つまり、

需要と緊急性を作る。

この映画の営業描写はかなり極端ですが、

「人は商品そのものではなく、自分にとって必要だと思ったものを買う」

という商売の基本は、かなり分かりやすく描かれています。

ブログやアフィリエイトをやっていると、

これは意外と他人事ではありません。

商品のスペックを並べるだけでは売れない。

「誰が、なぜ、今これを必要としているのか」

そこまで考えないと、商品紹介はただの説明で終わってしまいます。

もちろん、ジョーダンたちのような売り方を肯定する気はありません(笑)

でも、

セールスの強さと倫理性は別問題

だということまで含めて、かなり面白い作品だと思いました。


「営業はセンスだけじゃない」と分かるのも面白い

そして、営業という意味でもうひとつ印象に残ったのが、

出てくる営業マンが、別に全員エリートというわけではない

ということです。

むしろ、

「こいつ大丈夫か?」

と思うような人間もかなり多い(笑)

それでも会社としては、

売れる。

なぜか。

その理由のひとつが、

営業をマニュアル化していること

です。

話す順番。

相手への切り返し。

どう興味を持たせるか。

どう不安を煽るか。

どうクロージングするか。

こうした流れを、

個人の感覚だけに任せず、

誰でもある程度再現できる形に落とし込んでいる。

だからこそ売れる。

営業というと、

「口がうまい人」

「人たらし」

「天性のセールスマン」

みたいなイメージがあります。

もちろん、そういう才能がある人は強いと思います。

でもこの映画を見ていると、

商売に必要なのは、絶対的なセンスだけではない

ということが分かります。

むしろ、

売れる人のやり方を分解する。

型にする。

誰でも使えるようにする。

改善する。

この方が、組織としては圧倒的に強い。

つまり、

才能を仕組みに変えている。

これは、仕事に活かせると思いました。


ブログも同じなのかもしれない

この部分は、

ブログやアフィリエイトにもかなり通じると思いました。

記事を書くたびに、

全部感覚でやる。

タイトルも毎回その場で考える。

構成もバラバラ。

商品紹介の流れも毎回違う。

これだと、なかなか安定しません。

そうではなく、

タイトル。

導入。

読者の悩み。

必要性の提示。

比較。

メリット・デメリット。

自分の体験。

最後の行動。

こういう流れを自分なりに型にしていけば、

毎回ゼロから考える必要もなくなります。

成果が出た記事があれば、

「なぜこの記事は読まれたのか」

を考える。

うまくいったものを再現する。

改善する。

つまり、

ブログもセンスだけで勝負するものではない

ということです。

僕自身、まだブログは試行錯誤中です。

でも、

「センスがないから無理」

ではなく、

売れる・読まれる仕組みを少しずつ作っていく

と考えれば、かなり見え方は変わります。

そういう意味では、

めちゃくちゃな人間ばかり出てくる映画なのに、商売の基本は意外と学べる(笑)

そんな作品でもありました。


この映画の本当の怖さは「金持ちになること」ではない

もうひとつ印象に残ったのが、

お金によって人が変わっていく過程

です。

ジョーダンは最初から怪物だったわけではありません。

最初は、

成功したい。

お金持ちになりたい。

いい生活をしたい。

そのくらいの、比較的理解しやすい欲望から始まります。

ところが、

稼ぐ
↓
もっと欲しくなる
↓
刺激に慣れる
↓
さらに強い刺激を求める
↓
感覚が麻痺する

と、どんどん欲望の基準が上がっていく。

ここが、この映画のかなり怖いところです。

豪邸を手に入れても満足しない。

高級車を買っても満足しない。

ヨットを持っても満足しない。

金が増えれば増えるほど、

「もっと」

が止まらなくなる。

資産形成をしている自分からすると、

かなり対極的な生き方です。

僕はお金を増やしたい。

でも、目的は

お金そのものではなく、自由な時間を増やすこと

です。

一方でジョーダンは、

お金を増やすほど、

自由になるどころか、

お金に支配されていく。

表面的には、

「金持ちになった男の話」

なのですが、

実際には、

欲望には終わりがない

という話にも見えます。

だから、この映画を単純な成功物語として見ると少し違う。

むしろ、

成功の快感そのものが麻薬になっていく映画

だと思いました。


下品さは欠点でもあり、この映画の演出そのものでもある

この映画を人に勧めにくい最大の理由は、

やっぱり

下品すぎること

です。

薬物。

セックス。

裸。

暴言。

下ネタ。

本当にずっと続きます。

家族で観る映画ではありません(笑)

当然私も一人で見ました。

ただ、観終わってみると、

この下品さは単なるサービスシーンではなく、

登場人物たちの感覚がどれだけ壊れているのかを観客に体感させるための演出

にもなっているように感じました。

普通なら、

「やりすぎだろ」

と思う場面が次々と出てくる。

そのうち観ている側も、

少しずつ慣れてくる。

この、

「慣れてしまう」

という感覚自体が、

ジョーダンたちの世界と重なっています。

最初は異常に見えたものが、

作品の中では次第に日常になっていく。

つまり、

観客まで感覚を麻痺させられる。

これもこの映画の演出なのかもしれません。

ただ、とはいえ、下品な描写が多すぎる(笑)

ここは完全に好みが分かれると思います。


『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は成功映画ではなく、欲望の映画だった

観る前は、

ウォール街で成り上がった男の話だと思っていました。

観終わった後は、

印象がかなり変わりました。

これは、

「どうすれば金持ちになれるか」を描いた映画ではない。

むしろ、

「金を手に入れた後、人間の欲望はどこまで膨らむのか」

を描いた映画だと思います。

営業。

金。

ドラッグ。

女。

権力。

承認。

あらゆる欲望が際限なく膨らんでいく。

その姿を、

説教臭く描くのではなく、

めちゃくちゃ面白く、

めちゃくちゃ下品に、

めちゃくちゃテンポよく見せてくる。

そんな映画でした。


この映画から学べるのは「売る力」ではなく「仕組みにする力」

営業やビジネスに興味がある人にとって、

この映画はかなり面白いと思います。

でも、

学ぶべきなのは、

ジョーダンの生き方ではありません。

また、

無理やり売り込むことでもありません。

僕が一番面白いと思ったのは、

売れるやり方を仕組みにしていること

です。

需要を考える。

相手に必要性を感じさせる。

売れる人のやり方を分解する。

型にする。

誰でも再現できるようにする。

改善する。

ここには、

商売の基本がかなり詰まっています。

つまり、

商売は天才だけができるものではない。

センスがなくても、

学べる。

真似できる。

改善できる。

仕組みにできる。

この部分は、

ブログやアフィリエイトをやっている自分にも、

かなり刺さりました。


そして、お金を目的にしすぎないようにしたい

もうひとつ、

この映画を観て改めて思ったのが、

何のためにお金を増やすのか

ということです。

ジョーダンは、

お金を増やせば増やすほど、

さらにお金を欲しがりました。

僕も資産形成をしています。

FIREも目指しています。

でも、

お金そのものが目的ではありません。

欲しいのは、

自由な時間。

旅行する。

漫画を読む。

映画を見る。

ブログを書く。

家族と過ごす。

そういう時間を増やすために、

資産を作っています。

だから、

この映画に出てくるような、

「もっと、もっと、もっと」

という欲望には、

ちょっと気をつけたい。

お金は便利です。

でも、

お金を持つことが目的になってしまったら、

いつまで経っても満足できない。いつまでもFIREできないようになる。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、

そんなことまで考えさせられる映画でした。


まとめ|営業・仕組み化・欲望を全部考えさせられる映画

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、

単なる金持ちの成功映画ではありませんでした。

僕が特に面白いと思ったのは、

営業と商売の描き方。

「このペンを売り込んで」

という有名な問い。

相手の需要と緊急性を考える。

売れる方法を型にする。

どんな人でも売れるようにする。

ここには、

商売の本質がかなり詰まっています。

一方で、

金を手に入れた人間が、

どこまで欲望に支配されていくのか。

その怖さもかなり強烈です。

しかも、

その全部を、

説教臭く描かない。

下品。

派手。

めちゃくちゃ。

でも、

めちゃくちゃ面白い。

だからこそ、

後から考えさせられる。

個人的には、

金融映画というより、「営業・商売・欲望」について考える映画

としてかなり楽しめました。

ただし、

下ネタ。

薬物。

裸。

暴言。

このあたりが苦手な人には、

かなりおすすめしにくいです(笑)

それでも、

営業やビジネスをしている人、

これから自分で何かを売ってみたい人なら、

一度観てみると面白い作品だと思います。

今ならアマゾンプライムで追加料金なしで観れます!👇

https://link.amazon/B00RsarQy

私がこの記事を書いたよ!

たぬきん

たぬきん

トップへ