【長生きするだけじゃ足りない?】健康寿命を支える日本株TOP10を100点満点で採点してみた

【長生きするだけじゃ足りない?】健康寿命を支える日本株TOP10を100点満点で採点してみた

どうも。たぬきんです。

日本といえば、

「世界でも長寿の国」

というイメージがありますよね。

実際、厚生労働省によると2022年の平均寿命は、

男性 81.05歳
女性 87.09歳

でした。

でも、今回僕が気になったのは平均寿命ではありません。

健康寿命です。

健康寿命とは、

「健康上の問題で日常生活を制限されることなく生活できる期間」

のこと。

2022年の健康寿命は、

男性 72.57歳
女性 75.45歳

でした。

つまり平均寿命との差は、

男性 約8.5年
女性 約11.6年

あります。厚生労働省も「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」を政策目標として掲げています。

これを見て思いました。

長生きできるようになったからこそ、これから重要なのは「何歳まで生きるか」だけではなく、「何歳まで健康に生活できるか」なんじゃないか。

この分野のこと、私気になります!

ということで今回は、

健康寿命に関係しそうな日本企業10社

を選んで、いつもの8項目で採点してみました。


今回の8項目

評価項目満点
① 売上・成長性10
② EPS15
③ 収益力10
④ 財務健全性15
⑤ キャッシュフロー10
⑥ 配当実績20
⑦ 配当余力10
⑧ 配当利回り10
合計100点

今回は、

「健康寿命に関係しているから高得点」

にはしていません。

あくまで、

業績・財務・配当を採点したうえで、健康寿命との関係を見る

ランキングです。


健康寿命関連・日本株TOP10

※2026年8月時点で確認できる直近決算・会社予想・配当実績等を基にした独自採点です。点数は投資判断や将来の株価上昇を保証するものではありません。

順位銘柄コード①売上②EPS③収益④財務⑤CF⑥配当⑦余力⑧利回り予想配当利回り合計
1大塚HD457891591510181051.64%91
2HOYA77419151015101684約1.21%※87
3塩野義製薬450710141012818862.61%86
4参天製薬4536614915918962.26%86
5テルモ4543814813818941.41%82
6第一三共4568101499916853.46%80
7朝日インテック774710121015915631.29%80
8シスメックス686957715820642.08%72
9オリンパス77337671171876約1.40%69
10ニプロ808671154617882.09%66

大塚HDは年間200円予想で1.64%、塩野義は76円で2.61%、参天製薬は42円で2.26%、テルモは36円で1.41%、第一三共は100円で3.46%です。 朝日インテックは49.91円で1.29%、シスメックスは40円で2.08%、ニプロは32円で2.09%です。

HOYAは2027年3月期の会社予想配当を現時点で公表していないため、「予想配当利回り」は算出できません。表では2026年3月期の年間配当295円を8月27日終値24,465円で割った**参考実績利回り約1.21%**を掲載しています。


1位 大塚ホールディングス〈4578〉91点

今回の1位は大塚ホールディングス

直近では自己資本比率約72%、ROE約12.6%、営業CF約4,036億円と財務・CFがかなり強いです。

2025年のEPSは685円、配当は140円。2026年は200円配当予想となっており、配当性向にもまだ余裕があります。

大塚HDが面白いのは、

「病気を治療する」だけでなく「健康を維持する」領域も持っていること。

医薬品だけでなく、ニュートラシューティカルズ関連事業を展開しています。

つまり、

治療+予防・健康維持

の両面から健康寿命に関われる企業として注目しています。


2位 HOYA〈7741〉87点

2位はHOYA。

一見すると半導体関連のイメージも強い会社ですが、実はライフケア事業がかなり大きい。

メガネレンズ、コンタクトレンズ、医療用内視鏡、白内障用眼内レンズなどを扱っています。

2026年3月期は売上約9,477億円、ROE約25%、自己資本比率約78%。EPSも約744円まで伸びています。

特に高齢化社会で重要になるのが、

「見える期間を長くする」

こと。

目の健康も健康寿命の重要な要素だと思っています。


3位 塩野義製薬〈4507〉86点

塩野義製薬はかなり強い数字です。

2026年3月期は、

売上約4,997億円
営業利益率約33%
ROE約13.5%
自己資本比率約65%

となっています。

感染症などの治療薬を中心に、

「病気になった後の治療」だけでなく、社会全体の健康維持に関係する企業

です。

配当実績も強く、今回の8項目では高得点になりました。


4位 参天製薬〈4536〉86点

今回かなり面白いと思ったのが参天製薬。

眼科領域に特化しています。

2026年3月期は、

EPS 114円
ROE約12.8%
自己資本比率約70%
配当38円

で、営業CFもプラスです。

高齢になるほど、

白内障
緑内障
加齢黄斑変性

など、目の問題は増えます。

長生きできても、

「見えないことで行動範囲が狭くなる」

と生活の質は大きく変わります。

そう考えると、

眼科医療=健康寿命関連

という見方はかなり面白いと思っています。


5位 テルモ〈4543〉82点

テルモは日本を代表する医療機器メーカー。

2026年3月期は自己資本比率約68.5%、ROE約9.2%、営業CF約2,309億円。

2027年3月期はEPS約131円、配当36円を予想しています。

心臓血管領域など、

高齢化によって需要が増えやすい医療分野

を持っています。

派手な高配当株ではありませんが、

医療機器×長期成長

を見るなら外しにくい企業だと思います。


6位 第一三共〈4568〉80点

第一三共は現在、

がん治療

で世界的に注目されている会社です。

2026年3月期は売上約2.12兆円、ROE約15.8%。

3年間の売上CAGRは約18%と、今回の10社でもかなり高い成長です。

ただし、今回のランキングは財務や配当まで評価するため6位。

それでも、

「病気になっても、より長く・より良い状態で生活する」

という意味では、健康寿命と非常に関係の深い企業です。


7位 朝日インテック〈7747〉80点

個人的にかなり注目しているのが朝日インテック。

医療用のガイドワイヤーやカテーテル関連製品を扱います。

2026年6月期は売上約1,454億円、営業利益約452億円。営業利益率は約25%という高収益企業です。

カテーテル治療の大きなメリットは、

身体への負担を抑えながら治療できること。

高齢化が進めば、

「治療できるか」

だけでなく、

「どれだけ身体への負担を減らして治療できるか」

も重要になります。

総合点では7位ですが、

健康寿命テーマとの直結度ではかなり高く見ています。


8位 シスメックス〈6869〉72点

シスメックスは、

検査・診断

に強い企業です。

病気を治す前に、

早く見つける。

これは健康寿命を考える上でかなり重要です。

2026年3月期は自己資本比率約71%と非常に健全。

さらに同社は2026年3月期から配当性向40%を目途とした累進配当を掲げています。

一方、直近は純利益やEPSが落ち込んでいるため、今回のランキングでは8位。

業績回復+検査需要

という視点で見たい銘柄です。


9位 オリンパス〈7733〉69点

オリンパスといえば、

内視鏡。

胃がんや大腸がんなど、

早期発見・早期治療

に関係する重要な医療機器です。

2026年3月期は自己資本比率約53%、配当30円。

ただ、EPSが前年から低下し、CFも弱くなっているため今回の評価では9位となりました。

それでも、

健康寿命テーマとの事業直結度そのものはかなり高い

と思っています。


10位 ニプロ〈8086〉66点

ニプロは、

透析
注射・輸液
人工臓器
医療機器

など、医療現場に欠かせない製品を幅広く持っています。

2026年3月期は売上約6,605億円、EPS82.8円、配当29円。

業績は改善しています。

一方で自己資本比率が約22.6%と、今回の10社では財務面が弱いため大きく減点しました。

ただ、

高齢化社会で医療需要が増える

という意味では、長期的に追っておきたい企業だと思います。


健康寿命というテーマで見ると企業の見え方が変わる

今回調べていて面白かったのが、

「ヘルスケア株=製薬会社」ではない

ということです。

健康寿命を延ばすためには、

病気を治療するだけではありません。

早期発見する。
身体への負担を減らして治療する。
目を守る。
心臓を守る。
感染症を防ぐ。
生活習慣を改善する。

こういうもの全部が関係してきます。

そう考えると、

健康寿命関連企業はかなり広いです。


僕が特に気になった3社

今回の総合点なら、

大塚HD
HOYA
塩野義製薬

が上位です。

でもテーマへの直結性まで考えると、

僕は、

朝日インテック
参天製薬
シスメックス

あたりもかなり面白いと思っています。

朝日インテックは低侵襲治療。

参天製薬は目。

シスメックスは検査・早期発見。

どれも、

「ただ寿命を延ばす」より「元気に生活できる期間を延ばす」

という健康寿命の考え方と相性がいいからです。


まとめ|長寿社会では「何年生きるか」だけではなく「何年元気でいられるか」

日本人の平均寿命は、

男性約81歳。

女性約87歳。

一方、健康寿命との差は、

男性約8.5年。

女性約11.6年あります。

だからこれからの日本では、

「長生きできる社会」

だけでなく、

「長く健康でいられる社会」

がさらに重要になると思っています。

そこで今回は、

健康寿命に関係する日本企業を、

いつもの8項目、

売上・EPS・収益力・財務・CF・配当実績・配当余力・利回り

で採点してみました。

結果は、

1位 大塚HD 91点
2位 HOYA 87点
3位 塩野義製薬 86点
4位 参天製薬 86点
5位 テルモ 82点
6位 第一三共 80点
7位 朝日インテック 80点
8位 シスメックス 72点
9位 オリンパス 69点
10位 ニプロ 66点

となりました。

もちろん、

健康寿命というテーマが伸びる=株価が上がる

ではありません。

でも、

高齢化が進む日本で、

「人が元気に生活できる時間を延ばす企業」

という視点から株を見るのは面白いと思っています。

これからも、

テーマ性だけではなく、実際の業績・財務・配当まで見ながら

投資先を探していきたいと思います。

※本記事の点数は独自基準によるもので、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断は最新の決算資料等を確認したうえでご自身で行ってください。

私がこの記事を書いたよ!

たぬきん

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